いつだって上機嫌

    言葉より雄弁な「ボディ・ランゲージ」 コミュニケーションが変わります

愛の戯れは車の運転に似て

 

私たちの身体は饒舌です。

無意識のうちにペラペラと本音を語って止むことがない。

だから、

「ボディ・ランゲージを含む「非言語コミュニケーション」について学べば、

 人の本音や無意識のサインを読み解くことができる。

 しかも、このスキルは言語の壁を超えて世界で活用できる

 これは望ましい人間関係を築く上で 非常に有効なスキルだ!」

と、そういう論法で概ね嘘はありません

 

実際、「非言語コミュニケーション」に関する最新の研究成果は、次のような場面で活かされています。

・FBIやCIAなどの機関では、「紛争解決、テロ防止、捜査・取り調べ」のスキルとして

・政治やビジネスのシーンでは、「人心掌握、交渉、人間関係構築」のスキルとして

・教育や医療の場面では、「生徒・患者さんの発するSOSを見逃さない」ために。

 

でも、この読み取りモードをOFFにした方が賢明と思われる場面がひとつ。

はい。

恋愛の場面」です。

だって、人は所詮、信じたいことを信じます。

一番近しい間柄で互いの本音を読み合おうなんて企みは、不毛です。

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愛の戯れは車の運転に通じます。

女は迂回が好きだけど、男は近道が好きだから

ジャンヌ・モロー (仏・女優)

 迂回は楽しい。

でも、進んで迷子にならないで欲しいと思います。

巷では、よくこんなことが言われますね?

「男性の本気度を測りたければ彼の要求を拒んでみなさい。

 それでも関係が続くのなら、彼の気持ちは本物です」って。

まったく馬鹿馬鹿しい、と思います。

「水をかけ、消化剤をかけ、それでもなお消えない炎だけが本物の愛」だなんて、

そんな理屈はどうかしています。

 

種火が頼りないのは当然のこと。

本物に育てたらいい。

探り合いなんて止して、受け入れると決めた人のことは丸呑みにしちゃいましょうよ。

この世界で最も美しいものは、

実は見えたり聞こえたりするものじゃなく、

心で感じるものなんじゃないでしょうか 

ヘレン・ケラー(米・教育家、福祉活動家)

 「しぐさから本音を見抜くスキル」についてお伝えすると言いながら矛盾するようですが、

今後ご紹介するスキルを恋愛に応用しようとする女性が多いのでメッセージしたくなりました。

 

お読みくださる女性の皆さん、恋愛は賢しらに計算しても良いことなどありません。

それはもう、ご縁のものと信じて「なるようになりましょう」

 

やめられない曲紹介、今夜はJAZZにしました。

先の名言を残した女優・ジャンヌ・モロー主演の映画『死刑台のエレベーター』から

マイルス・デイビスのLift to the Scaffold(1958)。

Lift to the Scaffold (仏語タイトル:L'ascenseur Pour L'echafaud  Miles Davis1958年リリース

https://www.youtube.com/watch?v=YlSGNvtvGVU

 

そして、スタンダードジャズの名曲『You'd Be So Nice To Come Home To』。

「♪あなたが居てくれる、それが私の望む全て」と、ヘレン・メリルがハスキーに歌います。

Helen Merrill with Clifford Brown / You'd Be So Nice To Come Home To

https://www.youtube.com/watch?v=YM0PhsP7ulk

ぜひお聴きになってみてください!