顔をよくする13箇条
残念なお知らせですが、
外見的な魅力は、恋愛関係を促進するのに有利に働きます。*1
出会いの初期段階では二人に十分な相互作用がなく、相手の内面に関する情報が乏しい。
だから、比較的手に入れやすい外見的魅力の評価をもとにして、相手の内面を推し量ろうとします。
なかでも「顔」は、その人らしさが十分に映し出される部分として重要視されるのです。
瞳の美しさに惹かれて恋におちたという話は多い。
口ほどに物を言う場所ですから、顔の中でも取り分け注目されるのは当然です。
こんな心理実験があります。
同じ女性の写真を2枚用意する。
1枚は加工なし。もう1枚は瞳孔を大きく加工する。
これを男子大学生に見せて「好きな写真を持ち帰って良い」という。
すると、大半の男子学生が瞳孔の大きい写真を選んだ。
(Hess.1971 他)
人の瞳孔は、光の加減だけでなく心理状態によっても拡大縮小することがわかっています。
興味あるもの・好きなものを見ると大きくなるのです。
これを本能または経験によって知っている私たちは、
相手の瞳孔が大きく輝いていると、そこに自分への情熱を感じて嬉しくなるという理屈です。
顔の構造は容易に変えられないけれど、カラコンを使って魅力的な表情を作り出すことは可能かもしれませんね・・と、ここまでが今日の序章。
ご存知でしょうけれど、
外見的な魅力と恋愛の質とは、まるで無関係です。
顔の良し悪しだって構造よりも印象の方が重要なのです。
というわけで、最後に素敵な13箇条をご紹介します。
顔をよくする13箇条
- 自分の顔を好きになろう
- 顔は見られることによって美しくなる
- 顔を褒められることによって美しくなる
- 人と違う自分の顔の特徴は、チャームポイントと思おう
- コンプレックスは自分が気にしなければ、他人も気づかない
- 眉間にシワを寄せると、胃にも同じシワができる
- 目と目の間を広げよう。そうすれば人生の視界も広がる
- 口と歯を綺麗にして、心置きなく笑おう
- 左右対称の表情作りを心がけよう
- 美しいシワ美しいハゲを人生の誇りとしよう
- 人生の3分の1は眠り。寝る前にいい顔をしよう
- 楽しい顔をしていると心も楽しくなる
- いい顔、悪い顔は人から人へと伝わる
原島 博(東京大学教授/コミュニケーション工学)
ぜひ実践あれ!
今日使った2枚目の写真、ベティ・デイヴィスがこの曲のモデル。
「瞳・表情・仕草」で男の子たちを虜にする女性を描き、81年に全米チャート1位のヒットになりました。80年代独特のシンセドラムとアルペジオは好きになれませんが、キム・カーンズのハスキーVo.が光る曲です。
♪ Kim Carnes『Bette Davis Eyes』1981
*1:evidence:ウォルスターの「コンピュータ・デート実験」ほか多数